パナソニック・ジャガー・レーシングは、1月13日に開催されたABB FIAフォーミュラE選手権 2017/2018シーズン第3戦 マラケシュ・グランプリに出走し、チーム加入後3戦目となるネルソン・ピケJr.が4位入賞を果たしました。
決勝レースではネルソン・ピケJr.は7番グリッド、ミッチ・エバンスは9番グリッドからスタートし、ネルソンは一時トップ争いに絡む走りをみせるなど、両ドライバーともレース前半を優位に運びました。
ミッチ・エバンスは、レース序盤に他のマシンと接触してしまい、ステアリングに変形が生じてしまいました。エネルギー・マネジメントにも問題があったため、チームは予定より1周早くピットに入ることを決断しましたが、ピットアウト後まもなくフルコースにイエローフラッグがでたため順位を落とし、最終的に11位でのフィニッシュとなりました。
一方、ネルソン・ピケJr.は表彰台を視野に入れて積極的にラップタイムを刻みました。ジャガーの電動レーシングカー「I-TYPE 2」でファステストラップを叩き出すなど、3位のサム・バード(DSヴァージン・レーシング)との差を1秒未満まで縮めながら、4位に入賞しました。
この結果、パナソニック・ジャガー・レーシングは、チーム総合4位に浮上し、ネルソン・ピケJr.は今回のレースで「VISA Fastest Lap Award Trophy」を獲得し、ドライバー・ランキングでも4位に位置しています。
ドライバー、ネルソン・ピケJr.のコメント:
「レース後半の『I-TYPE 2』は非常に頼もしく、本当に満足しています。チームは一丸となって信じられないような結果を出し、週末ごとに進化し続けています。マシンにも多くの進化がみられ、レースをする度にセットアップもよくなってきています。多くの新しい仲間がチームに加入し、フォーミュラEへの理解が深まってきました。第1、2戦の香港グランプリに続いて好調を維持できているのは本当にうれしいです。引き続き、表彰台獲得に向けて努力していきます。」
ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント:
「レース自体はよかったと思います。理由はわかりませんが、エネルギー消費の多かった周回がいくつかあったため、想定より早くピットインすることを余儀なくされました。ネルソンは素晴らしいレースをしました。彼とチームの結果をうれしく思います。第3戦のレースデータを分析し、第4戦のサンティアゴ・グランプリでのポイント獲得を目指します。」
パナソニック・ジャガー・レーシング・チームのディレクターであるジェームズ・バークレーのコメント:
「ネルソンもミッチも最初の数周で、今日のレース結果につながる重要なポジションを獲得でき、良いスタートを切ることができました。ネルソンのマシン交換は素晴らしく、4位に浮上してからはいいリズムとエネルギー・マネジメントを保ったままフィニッシュすることができました。表彰台は目前にあります。私は表彰台にあがるべき優秀なマシン、チームそしてドライバーが揃っていると自負しています。今日のレースをしっかり分析し、引き続き今日のようなレースができるように前進していきたいと思います。」
翌日1月14日(日)には、ルーキー・テストがマラケシュのコースで行われ、パナソニック・ジャガー・レーシングは2名のルーキー・ドライバーとともに再び登場しました。ポール・ディ・レスタは71周を完走し、その日4番目に早いラップタイムを記録しました。またピエトロ・フィッティパルディは60周を完走し、総合2位についています。
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