パナソニック・ジャガー・レーシングは、6月10日に開催されたABB FIAフォーミュラE選手権 2017/2018シーズン第10戦 チューリッヒ・グランプリに出走し、ミッチ・エバンスが、クオリファイ・セッションでチーム初となるポールポジションを獲得しました。
クオリファイ・セッションで最速タイムを叩き出したミッチ・エバンスは、スーパーポール・シュートアウト・セッションでも落ち着いた走りを見せて、「Julius Baer Pole Position Trophy」を勝ち取り、チームに貴重な3ポイントの加算をもたらしました。チームメイトのネルソン・ピケJr.は11位につけました。
決勝レースで、1番グリッドからスタートしたミッチ・エバンスは、レースをリードしていましたが、全コースにイエローフラッグが出た際、ドライブスルー・ペナルティが課せられたドライバーの1人となってしまいます。その結果、本大会で優勝したアプト・シェフラー・アウディ・スポーツのルーカス・ディ・グラッシにオーバーテイクされてしまい、64年ぶりにモータースポーツが開催された、歴史的なスイスでのグランプリで、最終的に7位フィニッシュという結果となりました。
一方、11番グリッドからスタートしたネルソン・ピケJr.は、レース開始直後に接触して受けたダメージを修復するため、ピットインを余儀なくされてしまいます。マシン交換後コースに戻った際も、レースの先頭集団から周回遅れとなり、最終的にリタイアとなりました。
ドライバーズ・ランキングでは、ミッチ・エバンスが7位、ネルソン・ピケJr.が10位となっており、チームは総合5位を堅持しています。
パナソニック・ジャガー・レーシング・チームのディレクターであるジェームズ・バークレーのコメント:
「64年ぶりにモータースポーツが復活したスイスが舞台のこのグランプリに参加でき光栄です。さらにパナソニック・ジャガー・レーシングとしては初となるポールポジションを獲得することができ、ニューヨークで迎える最後の2レースに向けて、チームの勢いがさらに加速しているのを感じています。
ミッチ・エバンスは幸先のよいスタートを切ったのですが、フルコース・イエローが出た時に他のドライバーと同様にペナルティを受け、順位を落としてしまいました。結果は少し残念ではありますが、彼は完走し、チームにさらなるポイントをもたらしました。ポイントが獲得できるまでに進化したマシンに自信をもって、次回のグランプリに挑みたいと思います。」
ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント:
「初めてのポールポジションで、チームは歓喜に沸きました。私たちの目標がついに実現される、という思いでした。しかし、残念ながら決勝レースでは期待した結果をだすことができませんでした。ニューヨークでの最後の2レースに気持ちを切り替えて、より多くのポイント獲得を目指し、頑張りたいと思います。」
ドライバー、ネルソン・ピケJr.のコメント:
「シケインでマシンがダメージを受け、最終的にリタイアとなってしまいました。シーズン初期は順調だったのですが、最近では不運にもアクシデントが続いています。シーズン最後の2レースでは、ポイント獲得に向けてチームのために尽力したいです。」
7月14日、15日(現地時間)にジャガー・レーシングは、ダブルヘッダー・レースとなるABB FIAフォーミュラE選手権、2017/2018シーズン第11戦、第12戦ニューヨーク・グランプリに出走します。
第11戦のFanBoost(ファン・ブースト)の投票受付期間は、7月9日17:00(日本時間:7月10日01:00)~7月14日21:10(日本時間:7月15日05:10)で、第12戦のFanBoostの投票受付期間は7月14日23:00(日本時間:7月15日07:00)~7月15日21:10(日本時間:7月16日05:10)。
#MitchEvans または #NelsonPiquetJr と、#FanBoostとハッシュタグをつけてツイートするか、以下ウェブサイトから投票できます。
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