~秋晴れの中、開催さる~
2018年10月21日(日)
2018年10月21日(日)、第4回ジャガー・ランドローバー京都文化教養講座を開催いたしました。今回のテーマは、『黒谷さんの謎』。
みやこ人に『黒谷さん』として愛される、金戒光明寺さん。普段は修練道場として、本堂以外への参拝は叶わないお寺さんです。京都の歴史・カルチャーに触れる『文化教養講座』では、普段参拝させていただけない寺域への参拝をさせていただきました。
午前9時、金戒光明寺さん駐車場に、参加者の笑顔が集結。空は雲一つない秋晴れで、一行を迎えてくれました。
1860年建立の三門をくぐりぬけ、境内へと歩みを進める。三門からは、京都市内を一望できるとの事。この眺望から、幕末の京(みやこ)を警護する、「京都守護職」の本陣が置かれた謎を知る。
金戒光明寺さんは、徳川家ゆかりのお寺。徳川秀忠の正室、『江』(崇源院)の供養塔が境内に。まずは参加者の皆さんとお参りする。『江』(崇源院)は、浅井三姉妹の中で唯一その血筋を残しています。その血筋は、今上天皇にまで続いているとの事。ここでもまた、謎を一つ知る。
いよいよ御影堂で、金戒光明寺さんの寺歴を伺う。『光明寺』に『金戒』の名を戴く謎を知る。
そしてここから、非公開寺域へと参加者は進む。まずは大方丈へと案内をされる。大方丈の庭園は、見事な枯山水のお庭。
枯山水には、さまざまな砂紋が描かれる。砂によって、海や川、そして波を表現する。砂紋は専用器具(それぞれの庭に合わせた、手製)を使い、砂に紋を描く今回は。植彌加藤造園株式会社のご厚意により、『砂紋の謎』に挑む好機に恵まれました。
庭師さんのお手本を頼りに、参加者がその体験をする。
続いては、『紫雲の庭』へと一行は進む。
このお庭は、法然上人800年大御遠忌記念として作庭された。法然上人の生涯と浄土宗の広がりを枯山水で表現されている。もちろん、このお庭も普段は非公開とされており、目にする事は難しいお庭。ここでも、また一つ謎に触れる。紅葉直前の「青紅葉」。喧噪の京都にありながら、悠久の時の流れを感じさせる静けさに、参加者の心も穏やかに。
そして、参加者は「ご縁の道」へ。
人と人との絆が見直されている昨今、「ご縁」の尊さに思いをはせる場所。今日の参加者も、同じ場所で同じ思いにひたる「ご縁」によって結ばれています。
秋風のそよぐこの場所は、とても居心地が良く、参加者の皆さまの笑顔がいつまでも続きました。
ご参加の皆さま、お疲れさまでした。そして、この「ご縁」を大切に今後もよろしくお願いいたします。
ジャガー・ランドローバー京都では、今後も京都の歴史・カルチャーに触れる『文化教養講座』を行ってまいります。皆さまのご参加、お待ちしております。
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