ジャガー「I-PACE」がユーロNCAP安全性評価で5つ星を獲得

Jaguar I-PACE Global Drive, Portugal, 2018

ジャガー初のフルバッテリー電気自動車(BEV)である、エレクトリック・パフォーマンスSUV「I-PACE」は、ユーロNCAP(European New Car Assessment Programme、欧州における新車アセスメント・プログラム)評価で5つ星を獲得し、最も安全な市販車のひとつであると証明されました。

「I-PACE」は、成人乗員保護性能評価で91%、子ども乗員保護性能評価で81%、安全支援性能評価で81%という高得点を記録しています。側面衝突試験と、厳しいポール側突試験の両方においても、車体の主要エリアを保護し、最高得点となりました。

今回の結果により、ジャガーの“PACE”ファミリーである「E-PACE」、「F-PACE」そして「I-PACE」のすべてのモデルにおいて、ユーロNCAPで最高得点である5つ星を獲得したこととなり、これは最も安全なファミリーカーを提供するというコミットメントを実現したことを示しています。また「I-PACE」は、英国最大の自動車メーカーであるジャガー・ランドローバーにとって、5つ星を獲得した10番目のモデルとなりました。

ジャガー・ランドローバー、ボディ・エンジニアリング担当シニア・プロジェクト・リーダーの、サイモン・ブラックは次のように述べています。
「『I-PACE』は、これまで優れたデザイン、パフォーマンスおよびハンドリングが称えられ数々の賞に選出されていますが、今回ユーロNCAPで5つ星を獲得したことで、安全性が裏付けられました。ジャガーのエンジニアリングにおける専門知識や経験により実現した、軽量アルミニウムボディ構造とバッテリーパックの組み合わせにより、衝突に対する乗員保護において傑出したパフォーマンスを発揮します。安全性は当社にとって最優先事項であり、今回の結果を大変喜ばしく思います。」

非常に堅牢な軽量アルミニウムボディ構造は、アルミニウムのフレームで保護されたバッテリーパックとの組み合わせにより、ジャガー史上最も優れたねじり剛性(36kNm/deg)を実現しています。

さらに、業界初の鍛造アルミニウムを採用しているほか、ジャガーとしては初めて造形後の熱処理工程を導入しています。そうすることで、衝突時に重要となる部分に使用しているアルミニウム合金の強度を高めています。

そして、「I-PACE」はドライバーや歩行者を保護するための先進の安全技術を備えています。衝突時にボンネット上で展開される歩行者保護エアバッグをはじめ、歩行者や自転車の検知機能を搭載したエマージェンシー・ブレーキなどがあります。さらにジャガー初のBEVのために、歩行者に車両が接近しているときに音で知らせる独自のオーディブル・ビークル・アラート・システム(AVAS)を開発しました。20km/h以下で走行しているときに56dB以上の警告音を発するシステムで、まもなく欧州で導入される法律に対応しています。AVASの開発にあたっては、英国を代表する、視覚障がいを持つ人々のためのチャリティ団体「Guide Dogs for the Blind」の協力を得て、テストが行われました。

そのほか、ステアリングアシスト機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)やブラインド・スポット・アシスト、360度パーキングエイドなど充実したドライバー支援システムも装備しています。

なお、「I-PACE」は、「ドイツ・カー・オブ・ザ・イヤー 2019」をはじめ「ノルウェー・カー・オブ・ザ・イヤー 2019」、「BBC TopGearマガジン EVオブ・ザ・イヤー」、「ラグジュアリー・グリーン・カー・オブ・ザ・イヤー 2019」など、2018年3月1日(英国現地時間)のワールドプレミア以降、すでに30以上の世界的な賞に選出され、世界中で高い評価を得ています。

 

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2018.12.07