パナソニック・ジャガー・レーシング、フォーミュラE選手権 第2戦で貴重なポイントを獲得

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パナソニック・ジャガー・レーシングは、ABB FIA フォーミュラE選手権の2018/2019シーズン 第2戦 マラケシュ・グランプリに出走し、速さとパフォーマンスを見せながらも、ミッチ・エバンスの9位が最高位となり、今回はわずかなポイント獲得のみとなりました。

ミッチ・エバンスは2回目のプラクティス・セッションで最速タイムを記録し、好調な滑り出しを見せました。続くスーパーポール・シュートアウト・セッションでは6位につけましたが、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(BMW アンドレッティ)のペナルティによって、決勝レースは5番グリッドからのスタートに繰り上がりました。チームメイトのネルソン・ピケJr.もトップ10に入り、9番グリッドにつけます。

スターティンググリッドの右側から出走した両ドライバーは、最初のコーナーで発生したアクシデントを避けるために大きくコースを外れてしまい、幸いにも難を逃れましたが、順位を10落とします。さらに、ミッチ・エバンスのジャガー「I-TYPE 3」後部にパスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)が接触し、リア・ディフューザーにメカニカル・ダメージを受けてしまいました。

それにも関わらず、その後ミッチ・エバンスは巧みなエネルギー・マネージメントで果敢に追い上げ、最終的に9位でフィニッシュし、貴重な2ポイントを獲得しました。ネルソン・ピケJr.も5つ順位を上げ、最終的に14位でフィニッシュしました。

パナソニック・ジャガー・レーシング・チームのディレクターであるジェームズ・バークレーのコメント:
「私たちは今回のレース結果に納得しないままマラケシュを去らないといけません。表彰台に上がるのに十分なマシンがあり、ミッチ・エバンスが2回目のフリー・プラクティス・セッションでトップに立ったことからも、結果を残す自信がありました。不運なことに、ジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)のスピンの影響で、大きく順位を落としてしまいました。他チームのアクシデントが影響して、表彰台のチャンスを逃すこととなりとても残念でなりません。しかしマシンに大きなダメージを受けながらも、ミッチ・エバンスは追い上げました。5位から15位まで順位を落とすも、ポジションを6つ上げて9位でフィニッシュしたのです。私たちの諦めないという前向きな姿勢を示すことができ、大変誇らしく思います。彼は本当に頑張りましたし、チームとしても最善な戦略のもと、立て直しを図れたと思います。運が悪い日もありますが、それが今日でした。ですが、私たちは速いマシンを持っていて、表彰台を狙えるチームであるということは証明できたと思います。」

ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント:
「朝に行われた2回目のフリー・プラクティス・セッションでは最速タイムを出すことができましたが、スーパーポール走行中にミスをしてしまい、チームとしてクオリファイ・セッションではあまり良い結果を出せませんでした。スーパーポールでは、努力が報われるときもあれば、そうでないときもあります。今回は残念ながら後者でした。決勝レース序盤、コーナーでのアクシデントではコンディションが乱れ、15位まで順位を落とすこととなりました。こういったアクシデントは、私たちのコントロールが及ばないのは理解していますが、とても悔しいです。幸運は私たちのもとにきてくれませんでしたが、レースを通して、『I-TYPE 3』は速いということをアピールできたのは意味のあることでした。」

ドライバー、ネルソン・ピケJr.のコメント:
「最初のアクシデントでかなり後方までポジションを落とし、その後もその影響を引きずってしまいました。私たちの戦略は、全体的に慎重で、積極性に欠けていたかもしれません。でも、結果論で物事を語るのは簡単です。アクシデントが起こって後方の順位になってしまったとしても、諦めずにアタックし続けるほうが、リスクを最小限にすることができます。アタックせずにレース終盤まで十分なエネルギーを残しても、他のドライバーは最後守りに入ってしまうからです。このレースはかなりタフでした。ファーストラップの最初のコーナーで全てが台無しになってしまいましたが、それでもこの経験から学ぶことや、マシンの改良点など、得ることがありました。」

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2019.01.18