メキシコシティの象徴的な場所でもあるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催された「Jaguar I-PACE eTROPHY」第2戦で、Katherine Legge(Rahal Letterman Lanigan Racing)が初勝利を飾りました。
決勝レースは、Katherine Leggeがポール・ポジションから、チームメイトのBryan Sellersは2番グリッド、第1戦で勝利したSimon Evans(Team Asia New Zealand)は3番グリッド、そしてジャガーのVIPドライバーであるSalvador Duranは4番グリッドからスタートしました。
Leggeは、スタートからゴールまで常に先頭でレースをリードし、彼女とチームメイトのBryanも、チェッカーフラッグが振られるまでLeggeにプレッシャーをかけ続け、白熱したレースが繰り広げられました。Leggeは今回優勝したことで、「Jaguar I-PACE eTROPHY」の総合1位に踊りでただけでなく、ABB FIA フォーミュラE選手権の併催レースにおいて、勝利した初の女性ドライバーとして新たな歴史を築いたことになります。
メキシコ出身のVIPドライバーであるSalvador DuranがシケインでCasa Bueno(Jaguar Brazil Racing)と衝突しリタイアに追い込まれるというアクシデントの恩恵を受け、Sergio Jimene(Jaguar Brazil Racing)が3位の座を獲得しました。また、ニュージーランド出身のSimon Evans(Team Asia New Zealand)は、このアクシデントを避けるために、順位を6位に下げてしまいます。Bander Alesayi(Saudi Racing)は5位となり、PRO-AMクラスでの優勝を飾りました。
「Jaguar I-PACE eTROPHY」は、世界初となる市販車ベースのフルバッテリー電気自動車(BEV)によるワンメイクレース・シリーズで、レーストラックで得た知見を、市販車モデルにいかしていくというジャガー・レーシングが掲げる基本原則「Race to Innovate(イノベーションのためのレーシング)」を体現しています。
Katherine Leggeのコメント:
「ディルイーヤでのレース以来ですし、またレーストラックに戻る日を心待ちにしていました。そして、2戦目で表彰台に上がれたことは信じられないほど嬉しいです。この勝利はチームが一生懸命貢献してくれた証です。第1戦で学んだことは数多くあり、今回それらをうまく活用することができ、達成感を感じています。香港での次戦も待ちきれません。この勢いで残りのレースを戦っていきたいと思います。」
「Jaguar I-PACE eTROPHY」のチャンピオンシップ・マネージャーを務めるMarion Barnabyのコメント:
「『Jaguar I-PACE eTROPHY』は、レースで培った経験や知識を市販車に反映していくというジャガー・レーシングが取り組む戦略の鍵となります。同時に、このレースは独立したシリーズであり、今回のメキシコシティでも激戦となったように、全ドライバーがその腕を競うために参戦しています。また、『I-PACE』は、彼らの勝利にかける思いに応えるパフォーマンスを発揮しています。
『I-PACE』は傑出した能力をもっており、レースを重ねるごとに学び、成長してきています。レースカーやドライバーに対する要望が、『Jaguar I-PACE eTROPHY』を進化させ、よりエキサイティングなレースにしていくのです。」
「Jaguar I-PACE eTROPHY」第3戦は、2019年3月10日(現地時間)、香港で開催されます。
さらなる情報は、 www.jaguar.com/electrification/i-pace-e-trophy をご覧ください。