ジャガー・ランドローバーは、ロサンゼルス・モーターショー2016において、ジャガー初の電気自動車となる「I-PACE(アイ ペイス) コンセプト」、ならびにランドローバーの新型「DISCOVERY」を披露しました。
ジャガー・ランドローバーは、よりクリーンな未来を目指して、クリーン・ディーゼル・エンジンやガソリン・エンジン、BEV(バッテリー式電気自動車)、PHEV(プラグイン・ハイブリッド式電気自動車)、MHEV(マイルド・ハイブリッド式電気自動車)のすべてを今後の製品戦略計画に盛り込んでいます。ジャガー・ランドローバー最高経営責任者(CEO)のラルフ・スペッツ博士は、2020年までに、今後製造、発売するジャガー・ランドローバーの車両の半数を電化しお客様が選択できるようにすることを正式に発表しました。
「I-PACE コンセプト」は、スーパーカーのような外観、スポーツカーのパフォーマンス、そしてSUVのスペースを兼ね備えた5人乗りの電気自動車で、市販車モデルの発表は2017年後半、発売は2018年となる予定です。想定航続距離は、NEDC(New European Driving Cycle:新欧州ドライビング・サイクル)で500km以上、EPA(Environmental Protection Agency:米国環境保護庁)で220マイル以上に達します。
ランドローバーからは新型「DISCOVERY」が北米デビューを飾り、その27年続くイノベーションの歴史をアピールしました。ジャガー・ランドローバーは、過去5年間で電気工学への投資を9900万ポンド(約139億5,900万円)から3億100万ポンド(約424億4,100万円)と約3倍に増額しており、新たな時代に向けて前進し、ソフトウエアにおけるエンジニアリング革命をリードしています。
ラルフ・スペッツ博士は、次のように語っています。「当社は責任ある企業として、デザイン面におけるリーダシップ、技術革新、そして卓越したエンジニアリングをビジネスの中核に置いています。ジャガーの『I-PACE コンセプト』とランドローバーの新型『DISCOVERY』は、ともに当社の特徴であるブリティッシュ・デザインと創造性に富んだエンジニアリングを兼ね備えており、それぞれのカテゴリーにおいて画期的な存在となるでしょう。
私たちは未来に向けて、独自のアプローチで自動運転やコネクティビティ、電気自動車の開発を推し進め、お客様にさらなる選択肢を提供していきます。」
ジャガー・ランドローバー・ノースアメリカ社長兼CEOのジョー・エバーハルトは次のように述べています。「ジャガー・ランドローバーは米国市場において、飛躍的に存在感を高めています。ジャガーは今年、米国において最も速いペースで販売台数を伸ばしているブランドとなり、ランドローバーは、2015年に最も急速に成長を遂げたラグジュアリー・ブランドとして記録を打ち立てましたが、今年もその記録をさらに伸ばしています。」
昨年、ジャガー・ランドローバーは、英国にあるアドバンスト・エンジニアリング&デザイン・センターの敷地面積を2倍に拡張することを発表していますが、この拡張は、熟練した製品開発エンジニアの雇用を生み出し、世界中の顧客のための、先端技術を取り入れた超低排出ガス車両の開発の促進につながります。
英国はジャガー・ランドローバーにとって、ビジネスの基盤であり、今後もデザイン、エンジニアリング、マニュファクチュアリングの中心であり続けます。ジャガー・ランドローバーは、過去5年をかけて約2万人以上を採用し、総従業員数は約4万人に達しています。また、新型モデルの開発と設備投資に120億ポンド(約1兆6,920億円)以上を投じています。
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