パナソニック・ジャガー・レーシング チーム初のポイント獲得

2016/2017 FIA Formula E Championship. Autódromo Hermanos Rodríguez, Mexico City, Mexico Saturday 01 April 2017. Photo: Zak Mauger/LAT/Formula E ref: Digital Image _56I7048

パナソニック・ジャガー・レーシングは、FIAフォーミュラ E 世界選手権 2016/2017シーズン第4戦メキシコシティ・グランプリに出走し、ミッチ・エバンスが4位、アダム・キャロルが8位でフィニッシュし、フォーミュラE初参戦からわずか4戦目にして初ポイントを獲得しました。その結果、パナソニック・ジャガー・レーシングとしては計16ポイントを獲得し9位に浮上しました。

決勝レースでは、パナソニック・ジャガー・レーシングの「I-TYPE」2台は、10番グリッドと11番グリッドから並んでスタートを切りました。メキシコシティ中心に位置する暑く埃っぽいサーキットにもかかわらず、絶好の立ち上がりを見せました。

大混戦のレースの中、両ドライバーはポイント獲得圏内である上位10位内にとどまり、冷静な走りを見せ、ピットストップやエネルギー配分など、効率的なレース戦略を展開しました。ミッチ・エバンスは終盤、スピンしたマシンと大きな接触があったもののうまく乗り切り2桁ポイントを獲得し、“学びの年”と位置づけているチーム初参戦のシーズンとして最高の結果を収めました。

パナソニック・ジャガー・レーシングは、電気自動車による初の世界選手権であるFIAフォーミュラE世界選手権に最も新しく参戦したチームであり、毎回次のレースに向けて取り組み、フォーミュラEならではの要件に対処すべく、1戦ごとにマシンのセットアップやチーム運営を改善しています。

パナソニック・ジャガー・レーシング・チームのディレクターであるジェームズ・バークレーのコメント:
「素晴らしい結果となりました。盤石な戦略で臨み、十分なエネルギー管理によって冷静にレースを展開することができました。ブエノスアイレス・グランプリから一歩前進しただけでなく、貴重な学びの場ともなりました。アダム、ミッチの2人が本当によく走ってくれて、ここぞという時にいい走りを見せてくれました。初参戦からわずか4戦目にして、幸先のよいポジションを獲得できとても嬉しいですが、まだまだやらなければならないことがあると、現実的に捉えています。チーム全員にとって大きな前進となり、その歩みはより力強いものとなっています。今回の結果はチームの原動力となり、メンバー全員が費やしてきた長時間におよぶ努力が少し報われたように思えます。次戦のモナコ・グランプリは、ミッチもアダムも同コースでのレース経験があるため、とても面白いレースになると期待しています。ヨーロッパ・ラウンドが楽しみです。」

ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント:
「今回は1周目から大変なレースだったよ。直線コースでエステバン・グティエレス(タチーター)を何とか追い越して、アダムの後ろについた。1回目のセーフティーカーが入った後、リズムが掴めてきて、いいエネルギー配分で走ることができたんだ。僕はアダムと少し違った戦略で攻めたこともあり、アダムを抜くチャンスができた。終盤、マヒンドラ・レーシングの2台とニコ・プロスト(ルノーe.ダムス)がクラッシュして、レースの流れが変わった。自分の「I-TYPE」にダメージがなかったのが不思議なくらいだが、とにかくラッキーだった。2桁ポイントの獲得でフィニッシュできたのは、チームにとって価値ある結果だと思うよ。ブエノスアイレス・グランプリでは、あと少しで入賞を逃してしまったから、チームの皆が大変な努力を重ねて改善してきてくれた。今回の結果は、パナソニック・ジャガー・レーシングのチームメンバー全員にとって、その努力が実を結んだ日となった。」

ドライバー、アダム・キャロルのコメント:
「チームにとっての4戦目が本当にいい結果になり、これまで積み上げてきた多くの努力が成果となってあらわれたように思う。チーム一丸となって頑張ってきたし、パナソニック・ジャガー・レーシングにとって素晴らしい1日だ。さらなる高みを目指したいが、地に足をつけて学ばなければならないこともまだたくさんあることもわかっている。競争が厳しいこのフォーミュラ Eで、新しいチームとしてポイント獲得を実現すること自体、大きな成果だと思う。ミッチとともにポイントを獲得できて、最高だよ。」

FIAフォーミュラE選手権第5戦は5月13日にモナコで開催されます。

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2017.04.07