ジャガー・ランドローバー、マグナ・シュタイヤー社と製造契約を締結

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ジャガー・ランドローバーは、マグナ・インターナショナル社の事業部門のひとつであるマグナ・シュタイヤー社と製造契約を締結しました。今後、オーストリアのグラーツでも将来の新型モデルの製造をすることになります。

英国内にあるジャガー・ランドローバーの3つの製造工場ではすでに計画に沿って製造していますが、今回のマグナ・シュタイヤー社との提携により、将来的にジャガー・ランドローバーのさらなる成長を実現するために必要な増産が可能になります。

ジャガー・ランドローバーCEOのラルフ・スペッツ博士は次のように述べています。「これからも英国は当社のデザイン、エンジニアリング、および製造能力の中心であり続けます。このようなパートナーシップは、英国における当社の事業とエンジニアリングを補完するものとなるでしょう。」「このたびの発表は、世界における当社の存在感をより強固なものにするための一歩です。世界中のお客様から、ジャガー・ランドローバーに対してこれまで以上の革新的な車両を求める声が高まっている中で、今回の契約締結は、当社の定評あるモデルラインアップを一層拡充させることを可能にするのです。」

過去5年間にわたり、ジャガー・ランドローバーは販売台数を46万2,000台に、従業員数も3万5,000人へとそれぞれ倍増させ、新製品の開発や設備に100億ポンド(約1兆9,100億円)以上を投入してきました。英国のキャッスル・ブロムウィッチ、ヘイルウッド、およびソリハルにある自動車製造工場に多大な投資を行い、ジャガーの「XE」、「Fタイプ」、ランドローバーの「レンジローバー・イヴォーク」、「ディスカバリー・スポーツ」を含む10種の新型車の導入を実現しています。

一方、100年以上の実績を誇るマグナ・シュタイヤー社は、卓越した専門技術を有し、これまでグローバルで展開する数多くの自動車メーカーの受託生産を担っています。

マグナ・シュタイヤー社およびマグナ・インターナショナル・ヨーロッパのギュンター・アプファルター社長は次のように述べています。「ジャガー・ランドローバーとの契約締結は、自動車委託製造業者としての当社の能力と伝統が信頼された証しです。ジャガー・ランドローバーとのパートナーシップにより、当社グラーツ工場に新たな需要がもたらされることを期待しています。当社はこれまでと同様、責任を持って真摯に取り組むことで、顧客からの高い期待に確実に応えていく所存です。」

ジャガー・ランドローバーは、中国で合弁工場を開業したほか、現在建設中のブラジルの新工場をはじめ、世界規模で製造力を強化しており、より柔軟に、迅速に、かつ効率的にグローバル製造戦略を推進しています。

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2015.07.07