パナソニック・ジャガー・レーシングは、4月14日に開催されたABB FIAフォーミュラE選手権 2017/2018シーズン第7戦 ローマ・グランプリに出走し、ミッチ・エバンスが9位でフィニッシュして入賞を果たしました。チームは今シーズン、各レースにおいて継続してポイントを獲得しています。
クオリファイ・セッションで、今シーズン最高の結果を出したミッチ・エバンスは3番グリッドから、ネルソン・ピケJr.は13番グリッドから、それぞれ軽快に決勝レースをスタートし、効率的なバッテリー・マネジメントでレースを展開しました。
レース後半に差し掛かったところで、ネルソン・ピケJr.が先にピットインしましたが、ピットアウトの際にシートベルトのトラブルに見舞われ、その後やむなくリタイヤすることを選択しました。
ミッチ・エバンスは、16周目にスムーズにマシンを交換した後、表彰台をかけた激しい戦いを繰り広げました。2番目を走行していたミッチ・エバンスは、首位のサム・バード(DSヴァージン・レーシング)と白熱した駆け引きをし、ついに29週目のターン9で勝負を仕掛けましたが、サム・バードの防衛に阻まれ、エネルギー消費により、最終的に9位でのフィニッシュとなりました。
ジャガー・レーシングは合計88ポイントを獲得し、総合5位に位置しています。ドライバーズ・ランキングでは、ネルソン・ピケJr.が6位、ミッチ・エバンスが7位となっています。
パナソニック・ジャガー・レーシング・チームのディレクターであるジェームズ・バークレーのコメント:
「3番グリッドからのスタートという過去最高のポジションで決勝レースを迎えられたにも関わらず、最終的にこのような結果となり、大変残念です。勝てる可能性はありましたし、表彰台も十分に狙えましたが、エネルギーを使い果たし、失速した状態でレースを終えることになってしまいました。しかしながら、これは私たちにとってさらなる前進に向けた貴重なステップであり、ポジティブに捉えています。私たちレーサーで、常にトップを狙い続けます。ローマはフォーミュラEのイタリアデビューの地となりました。この勢いを保ちながら、次のパリ・グランプリでいい結果を残したいと思います。」
ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント:
「クオリファイ・セッションは順調でしたが、決勝レースでチャンスをいかせなかったことが、とても残念です。チームとしてポイントを獲得できたことは良かったですが、今回はかなり上位に食い込んでいたので、もっと良い成績が残せていたはずです。私も終始優勝を狙っていたのですが、サム・バードは素晴らしい走りでした。次回のパリ・グランプリでも、表彰台を狙えるレースをしたいと思います。」
ドライバー、ネルソン・ピケJr.のコメント:
「今日は最初のプラクティス・セッションでファステストラップを記録し、幸先のよいスタートだったのですが、クオリファイ・セッションでいくつか試みた新しいことは、残念ながらうまくいきませんでした。いいペースで効率的にレースできていたのですが、ピットレーンでシートベルトのトラブルが発生し、装着しなおすのに余計な時間がかかってしまいました。ミッチはいいレースをしましたが、シートベルトの件はチームにとって重要な学びとなっています。ローマは走り甲斐のあるコースと熱狂的なファンのおかげで、楽しいグランプリになりました。」
ジャガー・レーシングのタイトル・パートナーであるパナソニックは、ローマ・グランプリで100周年を迎え、ビスポークのライトバルブによるロゴが、チームのマシンである「I-TYPE」に華を添えました。
4月28日(現地時間)に、ジャガー・レーシングはABB FIAフォーミュラE選手権2017/2018シーズン第8戦パリ・グランプリに出走します。
FanBoost(ファン・ブースト)の投票受付期間は、4月23日15:10(日本時間:4月24日02:00)~4月28日15:10(日本時間4月29日00:10)です。
#MitchEvans または #NelsonPiquetJr と、#FanBoostとハッシュタグをつけてツイートするか、以下ウェブサイトから投票できます。
http://fanboost.fiaformulae.com