ジャガーは、灼熱のドバイの砂塵から、スウェーデン北部の氷雪まで、地球上で最も過酷とされる環境下で、新型「F-PACE」の限界性能を試す走行テストを実施しました。
「F-PACE」は、パフォーマンス、デザイン、実用性を兼ね備えたジャガー初のパフォーマンス・クロスオーバーです。極限の環境下でも、すべてのシステムが完璧に機能するよう、「F-PACE」にはジャガー史上最も過酷な部類に入るテストプログラムが課せられました。
ジャガー「F-PACE」担当ビークル・プログラム・ディレクターのアンドリュー・ワイマンは次のように述べています。「私たちは『F-PACE』を開発するにあたり、ジャガー車に求められる乗り心地や、ハンドリング、洗練性を提供すると同時に、あらゆる路面、あらゆる天候下における卓越した能力と安定性を追求しました。それぞれのコンポーネントにおいて細部に至るまでこだわりを持って設計すると同時に、最も厳しい条件下で『F-PACE』を徹底的に検証しており、世界中のお客様の期待を上回ることができると自負しています。」
スウェーデン北部のアリエプローグにあるジャガー・ランドローバーのテスト施設は、冬の平均気温がマイナス15度を上回ることがほとんどなく、マイナス40度まで下がることも珍しくありません。全長60㎞のハンドリング試験専用コース、山道の上り下り、摩擦差のある直線道路、オフロード・エリアなどを備えたこの施設は、全輪駆動システムやダイナミック・スタビリティ・コントロール、およびジャガー独自のASPC(オール・サーフェイス・プログレス・コントロール)といった技術を最適化する上で理想的な環境といえます。この施設で実施した走行テストにより、「F-PACE」は、アスファルトや、雪上、氷上でも、ジャガーのダイナミクスDNAの基盤である、確かなステアリングフィールと敏捷性を提供できることを証明しました。
さらにドバイでは、日陰でも気温が50度を超えることがあり、直射日光の下に停車した場合、車内の温度は70度にまで上昇します。まさに室温調節システムから、インフォテインメント・タッチスクリーンに至るまで、極端な高温と湿度の中で完璧に機能するかどうかを検証するのにふさわしい環境です。
街中での走行テストの場合はエアコンの効いた快適な環境下でできますが、この種のテストサイクルでは、高温かつ空気の流れが少なく、非常に負荷がかかるなかでも冷却システムが作動するよう設計されています。
「F-PACE」は、砂利の山道での走行テストも行っており、このようなプログラムを組み入れるのは、ジャガーとして初めての試みです。こうした細部へのこだわりを通じて、ジャガー初のパフォーマンス・クロスオーバーを、セグメントのベンチマークへと押し上げていきます。
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