ジャガー・レーシングは、今年後半から開幕する「Jaguar I-PACE eTROPHY」シリーズの初めてのパートナーとして、ミシュランがオフィシャル・タイヤ・サプライヤーとなったことを発表しました。
世界初の市販車ベースのバッテリー電気自動車による世界選手権「Jaguar I-PACE eTROPHY」の各ラウンドで、全20台に装着するタイヤがミシュランから提供されることになります。これは、ジャガー・レーシング・チームのディレクター、ジェームズ・バークレーがオートスポーツ・インターナショナルでの会見で発表しました。
ミシュランはFIAフォーミュラE選手権、FIM MotoGP、FIM Moto-eワールドカップ、FIA世界ラリー選手権、FIA世界耐久選手権など数々の主要なレースシリーズにタイヤを提供しており、「Jaguar I-PACE eTROPHY」もその名を連ねることになりました。
先日、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)が「Jaguar I-PACE eTROPHY」に参戦する初めてのチームになることも発表され、続く今回の提携発表により、世界初の市販モデルをベースとした電気自動車のレースシリーズは、初レースに向けて世界的な認知度をよりいっそう高めています。
「Jaguar I-PACE eTROPHY」はFIAフォーミュラE選手権のサポートシリーズで、5シーズン(2018/2019)中、同じ週末に同じ市街地サーキットで開催されます。20台の「Jaguar I-PACE eTROPHY」レースカーのみが走行し、参加チームは世界的なゼロエミッションのレースと同じ舞台でその腕とパフォーマンスを競います。
ジャガー・レーシング・チームのディレクター、ジェームズ・バークレーは、次のように語っています。
「ミシュランとの提携により、『Jaguar I-PACE eTROPHY』がより実り多いそしてエキサイティングなシリーズになると確信しています。今後も、このような素晴らしいパートナーシップや参戦チームに関して発表できることを、大変楽しみにしています。」
ミシュランモータースポーツのディレクター、パスカル・クワノン氏は、次のように述べています。
「フォーミュラEとは、初回シーズンよりパートナーシップを組んできました。今回、世界初の市販される電気自動車をベースにした国際選手権を創設するという初期のタイミングで、ジャガー・レーシングと共に活動できることに、大きな期待を寄せています。」
英国ウォリックシャーにあるジャガー・ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が「Jaguar I-PACE eTROPHY」で走行するレースカーの製造を手掛け、ジャガー・レーシングはFIAフォーミュラEの5シーズン(2018/2019)より、最大20名のドライバーに「Arrive and Drive」パッケージを提供します。レースカーは今年後半に発売が開始される予定の、ジャガー初のエレクトリック・パフォーマンスSUV「I-PACE」がベースとなります。
ジャガー・レーシングの電気自動車レースに関する取り組みは、2020年以降に投入するジャガー・ランドローバーの新型モデルすべてに電動モデル(EV、PHEV、MHEV)の選択肢を用意し、これまで以上に幅広いラインアップをお客様に提供する、というジャガー・ランドローバーのコミットメントに添った活動です。
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