ランドローバー、新型「RANGE ROVER VELAR」を ロンドンのデザイン・ミュージアムで世界初披露

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ランドローバーは、RANGE ROVERファミリーに新たに追加する新型「RANGE ROVER VELAR(レンジローバー・ヴェラール)」の世界初披露イベントを英国ロンドンにあるデザイン・ミュージアムで開催し、同ミュージアムに展示されている数々の名作に並ぶ新たな作品として、輝かしくデビューしました。

「RANGE ROVER VELAR」に採用している一連の革新的なテクノロジーは、それぞれが連動しており、まるで「デジタル執事」のように機能します。その中核となるのが、まったく新しい最先端インフォテインメント・システム「Touch Pro Duo」です。

そのスレンダーなフォルムと無駄のないサーフェスから、開発エンジニアたちが「Blade」と呼ぶ「RANGE ROVER VELAR」は、数々のイノベーションにより、車内では分かりやすく、素早く、そしてエンターテインメント性に富んだテクノロジーが体験でき、旅行や日常の移動などをよりよくします。

今回の世界初披露イベントでは、新型「RANGE ROVER VELAR」が、デザイン・ミュージアムに集まった満員のゲストたちの前に、華々しく姿を現しました。さらに会場内では、世界的に有名な写真家であるゲイリー・ブライアン氏による「RANGE ROVER VELAR」を特別に撮り下ろした写真も展示されており、多くの人を魅了しました。ゲイリー・ブライアン氏の写真は、ランドローバーのInstagram(@landrover)で公開しています。

デザイン・ミュージアムは、2016年11月に、元々あったシャッドテムズから現在の場所(ケンジントン)に移転、リニューアルオープンしていますが、「RANGE ROVER VELAR」はこの場所で発表・展示された初の自動車となりました。なお、このイベントに合わせて、ウェスト・ロンドンのケンジントン・ハイストリートに、「RANGE ROVER EVOQUE」「RANGE ROVER SPORT」「RANGE ROVER」と並べて、「RANGE ROVER VELAR」の一夜限りの特別展示を行いました。

「RANGE ROVER VELAR」は3月5日まで同ミュージアムで展示、一般公開される予定です。このユニークな展示は、「Reductionism(還元主義)」と名付けられ、複雑なものを取り払って本質を明らかにする、という「RANGE ROVER VELAR」のフィロソフィーが表現されています。

ランドローバーがこのような形式で車両展示されたのは、1970年代初期に「工業デザインの模範的作品」として、初代「RANGE ROVER」が世界的に有名なパリのルーブル美術館で展示された時以来です。

さらにジャガー・ランドローバーは、ロンドンのデザイン・ミュージアムとのパートナーシップを締結し、今後3年間にわたって、様々なコラボレーション、展示会、イベントを実施していくことを発表しました。

ランドローバーのチーフ・デザイン・オフィサーであるジェリー・マクガバンは次のように述べています。
「当社にとって重要な新型モデルを機に、デザイン・ミュージアムとパートナーシップを組めることができ、大変喜ばしく思います。『RANGE ROVER VELAR』は、より優れたデザインとエンジニアリングを追求していくという当社全体の取り組みを強化するだけでなく、RANGE ROVERブランドにModernity(近代的)という新しい要素をもたらすモデルとなります。」

「RANGE ROVER VELAR」は、RANGE ROVERファミリーの「RANGE ROVER EVOQUE」と「RANGE ROVER SPORT」の中間に位置し、独自の持続可能なマテリアルや、あらゆる場面や地形に対応するための高度なエンジニアリングを採用するなど、ランドローバーが掲げる“Above and Beyond”精神を継承し、具現化しています。

白紙の状態からつくられた全く新しい「RANGE ROVER VELAR」は、ジャガー・ランドローバーの軽量アルミニウム構造を採用しており、より安全で強靭、かつクリーンである上に、ドライビング・パフォーマンスも向上させています。そして、「RANGE ROVER」のイノベーション精神を受け継ぎながら、先端技術を搭載しており、魅力的なデザインと、細部への徹底的なこだわりをも兼ね備えているのです。

ジャガー・ランドローバーのコネクテッドカー&フューチャー・テクノロジー担当ディレクターであるピーター・ヴァークは、次のように述べています。
「『RANGE ROVER VELAR』に搭載されている2つの高解像度な10インチのタッチスクリーンは、世界へと通じる窓となるでしょう。コネクテッドなインフォテインメント・システム『Touch Pro Duo』が、お客様のニーズを予測し、望むものを適切なタイミングで提供します。しかも、ドライビングの楽しさを損なうことなく、まるで有能な執事やデジタル・パーソナル・アシスタントのように、日常生活からストレスを取り除いてくれます。」

高度なコンシューマー・テクノロジーの一例として、今後のトレンドを担う最先端の素材の採用が挙げられます。このクラスでは珍しく、シート素材として、レザーの代わりに持続可能な高級テキスタイルを使用しています。スエードクロス・インサートをあしらったダップルグレーの素材は、欧州の大手高級デザイン・テキスタイル・メーカーであるKvadrat社と共同で開発しました。

また、「RANGE ROVER VELAR」の現代的なデザインを構成する要として、フルマトリックス・レーザーLEDヘッドライト、ランドローバー史上最もスレンダーな形状、デプロイアブル・ドアハンドル、バーニッシュトコッパー色の塗装を施したフロントバンパー・ブレードとフェンダーベントが挙げられます。

さらに、高性能な四輪独立懸架式サスペンション・システムを搭載することで、快適性とコントロール性能、そして洗練性を、他に類を見ない高いレベルで実現しました。

発表時は、クリーンでレスポンスのよい180PSの2.0リッターINGENIUM(インジニウム)ディーゼル・エンジンから、380PSの3.0リッターV6スーパーチャージド・ガソリン・エンジンに至るまで、5種類のエンジンをラインアップしますが、2017年後半には、さらに300PSのINGENIUMガソリン・エンジンも追加する予定です。

さらにジャガー・ランドローバーは、英国自動車産業を今後も推進するべく、「RANGE ROVER VELAR」を英国内ミッドランド州にあるソリハル工場でのみ生産することも発表しました。

ランドローバーが初代「RANGE ROVER」を発表した1970年以来、英国のラグジュアリーSUVブランドとしての地位を確立し、RANGE ROVERファミリーからは「RANGE ROVER」「RANGE ROVER SPORT」「RANGE ROVER EVOQUE」を送りだしてきました。これらのモデルはジャガー・ランドローバーの成長を支え、今では英国で製造されるプレミアム車の85%を占めています。また、ジャガー・ランドローバーは、年間100億ポンド(1兆4000億円)規模で英国経済に貢献しており、2年連続で英国最大の自動車メーカーとなりました。

ジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)、ラルフ・スペッツ博士は、次のように述べています。
「ラインアップを拡充し、英国らしいデザインとエンジニアリングを取り入れたモデルを英国内で製造することは、英国のイノベーション力を証明することにもつながります。当社は、世界のプレミアム自動車市場をリードする存在であり、当社の思いと情熱、そして拠点は、これからも英国にあり続けます。」

すべてのRANGE ROVERモデルの製造は、1万5,000名を超える英国の従業員と、サプライチェーンにおける6万人の雇用を支えています。また、ジャガー・ランドローバー全モデルを製造している英国内にある4つの工場は、4万人を超える英国の従業員と、サプライチェーンにおける25万人の雇用に貢献しています。ジャガー・ランドローバーの従業員数は世界的に拡大する需要に応えるため、過去6年間で2倍以上に増えました。2016年のジャガー・ランドローバー全体の世界販売台数は58万3,313台で、1分間に1台以上のペースで売れており、そのうちの44%をRANGE ROVERファミリーが占めています。

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2017.03.03