英国のラグジュアリーカー・メーカー、アストンマーティンは、世界最大の自動車市場である中国において、5年間で6億ポンドを超える貿易/投資を計画しています。
アストンマーティン社長兼CEOのDr. アンディ・パーマーは、英国産業界代表団の一員としてテリーザ・メイ英国首相に随行して中国を訪問、先に発表した武漢での新規ディーラー開設に続き、上記の5カ年計画を発表しました。
DB11が成功を収め、前年比89%増という成長を達成したことを受け、今回の貿易/投資計画が発表されました。
Dr. パーマーは、北京で次のように述べています。「2017年に中国で印象的な業績を残せたのは、弊社のニューモデルや特別限定モデルに対する需要が拡大しているからです。今後、2019年にデビューが予定されているアストンマーティン初の電気自動車を含めて、ニューモデルを続々と登場させる予定で、この重要な市場におけるアストンマーティンのシェアはさらに拡大するでしょう。ブランド認知度と販売をさらに強化するための投資も実行します。これらの投資は、弊社が自らのブランドに自信を持っていることの現れであると同時に、中国という魅力溢れる市場の価値を裏付けるものです。弊社は昨年、この市場でもっとも大きな成長を遂げています。」
今年は新型Vantageの納車が始まり、さらに来年はアストンマーティン初となるSUVのデビューも予定されています。今後、中国における需要はさらに高まると期待されています。
アストンマーティン・グループは、新コンセプトに基づく北京中心部のショールームをはじめ、今後2,000万ポンドを超える投資を実施して、ディーラーを拡充するプログラムを発表しています。2018年末までに、武漢、天津、南京、済南を含めて、10拠点の新設と改修を実施し、中国全土に20以上のディーラーを展開して、ネットワークの強化を図ります。
上海を拠点とするアストンマーティン・チャイナは、今後数ヶ月内に北京に第2の拠点を開設し、中国市場におけるプレゼンスを高めます。
テリーザ・メイ首相は、次のようにコメントしています。「政府が支援する英国産業界の取り組みとイノベーションのおかげで、英中両国の貿易はすでに記録的なレベルに達しています。今回の訪中は、英国の素晴らしさを紹介し、英国内で新たな雇用と発展を生む機会となるものです。これだけ多種多様で力強い代表団を率いて訪中できたことに誇りを感じています。」