ウェールズのセント・アサンで行われているアストンマーティン新工場建設作業の第一段階が終了しました。2016年の後半に始まったプロジェクトの第一段階では、かつて軍事施設であった敷地の使用が許可されて、お客様と従業員の受付エリア、管理業務用オフィス、従業員向け食堂などの整備が進められていました。
2017年4月に開始された第二段階では、2019年に生産開始が予定されている新型SUV用に、3つのスーパーハンガーを最先端の工場施設へと改築する作業が行われています。
この新工場は、南ウェールズに最大750人の雇用を生み出します。この地域で実施された一連の求人では、3,000人以上の応募者が集まりました。最初の技術者の募集は既に完了し、アストンマーティンの本拠地であるゲイドンにおいてDB11の製造に取り組んでいます。専門技術に関する研修はセント・アサンで行われます。
アストンマーティン社長兼CEOのアンディ・パーマーは、次のように述べています。
「セント・アサン工場の建設は、順調に進んでいます。第一段階の完了は、ウェールズにおける当社の事業活動の重要な節目となり、アストンマーティンのセカンドセンチュリープランにおいても重要な意味を持っています。第二段階の作業も順調で、アストンマーティンの従業員と私は、ゲイドンとニューポート・パグネルに続き、セント・アサンが高品質なハンドクラフト製品を生み出す工場となるときを待ち望んでいます。」
2016年2月、アストンマーティンは世界の20の候補地の中からセント・アサンを選択し、3番目の生産拠点とすることを発表しました。本社のあるゲイドン工場はスポーツカー製造の拠点となり、歴史あるニューポート・パグネル工場はサーキット専用の復刻モデル、DB4 GT Continuationを担当することで再び製造拠点として復帰しています。
ウェールズ政府のケン・スケーツ経済担当大臣は、次のように述べています。
「アストンマーティンのセント・アサン工場建設の第一段階が完了し、また第二段階も順調と伺って嬉しく思います。ウェールズの多くの住民と同様、私もアストンマーティンが来年この地で自動車の製造を始め、それに伴って質の高い直接的および間接的な雇用が生まれることを喜んでおります。アストンマーティンがセント・アサンに工場を建設するという判断は、ウェールズの経済にとって大きな活力となるものです。これは、ウェールズ政府の誘致活動、ウェールズの労働力の高いスキルが評価された結果と考えております。」